《MUMEI》 ありえない話玄関を開けたら、俺が立っていた。いや、実際は俺と思われる全裸の男が部屋にいるのだ。 『誰、お前?』 「俺はお前」 『は?』 「正確には、俺はお前のドッペルゲンガーだ。生まれたての…」 …暫し沈黙。後悲鳴。 『死ぬ、俺は死ぬのか?あと3日、いや2日?嫌だぁ、まだ死にたくないぃぃ…』 …ありふれた都市伝説。 自分のドッペルゲンガーに会った人間は3日後に死ぬだったかな? 慌てふためく俺を呆れたように眺めていたドッペルゲンガーが、俺の肩をポン!と叩いて落ち着く様に言った。 「安心しろ、俺は確かにドッペルゲンガーだが、俺はお前を殺せない。」 『嘘だぁぁ、安心させといて、殺す気だな』 「いやいや…疑り深いな、お前。いや俺か。」 『なんで殺せないんだ?』 「だって、生まれたてだからな。」 『??』 …生まれたて?って、そもそも何処から生まれて来たんだ?こいつは… 『俺を殺しに来たんじゃなけりゃ、何で俺のアパートに居るんだ?』 「お前の事を良く知る為に来た。」 ドッペルゲンガーが言うには、ドッペルゲンガー本体試験というのがあって、生まれて3日後の試験に合格しなければ消えてしまうらしいのだ。 試験内容は自分のドッペルゲンガー本体の事をどれだけ知っているか?と言う物で、つまり、こいつは俺の事を知っていなければ3日後には消える運命なんだと。 「だから、試験まで住み込みでお前の事を勉強させてくれ!」 『はぁ?ありえねぇぇ!』 こうして、ゴリ押しの鬼気迫る生まれたてのドッペルゲンガーに、押しに弱い俺は負けてしまい敢えなく住み込み試験勉強合宿する事になったのでした。 終わり? ***** スミマセン、意味不明。 駄文失礼しました。 前へ |次へ |
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