《MUMEI》

夕食は、部屋に運んでもらったんだ、
もう、飲み始めてた俺とマサカズに呆れながらも、ユズネとイズミも飲み出してたんだ

ケンスケ、身体鍛えてんだなぁ、
僕だけ仲間外れ感だったよ

私は好きよ、マサカズの肌、
でも、お腹は太らないでね

き、鍛えなきゃ

ケンスケに教わったら?
私もね、ストレッチとか教わってるよ、
太りにくい身体を作れるんだって

ユズネ、それでスタイル良いのね?

くすっ、イズミにまけれないもの

偽物入れてたろ?

こら!、ケンスケ、ばらさないでよ!

なぁんだ、胸が大きくなってると思ったら、偽物だったんだね

マサカズ、露骨な言い方するのね?

あ、いや、そのぅ……
ぁは、でも、周りの男たち、見てたね、イズミとユズネを

そりゃぁ見るさ、こんだけの女が二人も並んでビキニだもんよ、

プールなんて久しぶり、屋内だから日焼けしないし、楽しかったなぁ

そうね、浜辺で撮影とかしたあとは、手入れが大変だったもん
屋内なら安心よね

肌に塗らないの?

光っちゃうから……ほら、私の写真集とかって、艶かしいのが多いから、肌は白い方がね

ケンスケ、写真集持ってたんだよ

あら、もっと凄いとこまで見てるのに?

イズミも、露骨ね

ユズネ、意識しすぎじゃないの?

私よりケンスケの方が意識してるわよ、

あら?、そうなの

表に出さないのよ、ケンスケは

そうね、ポーカーフェィスだもんね

マサカズは?

え?………くすっ、コンプレックスみたいよ

は、話すなよ、イズミ

話しちゃぉ、あのね、早いでしょマサカズ、
アレで私を逝かせたいみたいなの
ガンガンやってみたいらしいんだ

アレって?ぺニス

露骨なのはユズネじゃない……

そうね、早かったもんね

んだよ、俺を見てワザワザ言いやがって

くすっ、嫉妬してるぅ

っもね、他で補ってくれてるんだ

オモチャ?

そんなの、もうしないわよ

もうって、してたの?

なによ、自分だってされたんでしょ?!

わたし、あまり好きじゃない、ゴム付けても、なんかね…

うん、しょせん機械だもんね

で、補うって?

あのね……

イズミが身をのりだし、ユズネにコソっと話してたんだ

やだぁ、そうなのぅ

うん、凄いんだ

いいなぁ、それ、女の子はみんな好きだよね?

うん、たぶんね

ケンスケより?

え?………んー、そうね、
好みも有るじゃない

うん、あるある
相性とかセンスもあるよね?

有るわね

なんだか、卑猥な話をしてらぁ

マサカズ、向こうで飲もうぜ、
女子会始まっちまったみたいだからよ

うん、そうだね、
僕らも秘密の話をしようか?

酒をもって、ベランダに出たんだ

まだ、夜は寒いぐらいだったけど、
室内禁煙らしいんだ

会員制のリゾートホテルかぁ、
悪くねーな、
けど、無駄遣いになるよな

ふぅっ、
タバコの煙を吐き出したとき

美味そうに吸うんだね、僕にも一本もらえるかな?

ん、構わねーけど、禁煙の流れだぜ、世の中は

一応差し出したんだ

マサカズが、タバコを吸ってた

く、くらくらするなぁ

タバコは、良いことないぜ

うん、興味が湧いたんだ

タバコにか?

まぁね、
火をつける前の匂いは、好きなんだけどね

なぁ、ユズネの匂い、気にしたか?

なんとなく、マサカズに聞いてみたんだ



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