|
《MUMEI》 ちっ、コイツ腹にプロテクター入れてやがる… 殴った俺の拳が砕けたかと思ったぜ どうした、ケンスケ、おら、来いよ！ 顔面だけガードしてるのは、そう言うことか けっ、なまくら拳の癖に、遅いんだよ！ ぐあっ！ 多少もらっても、仕留めてやると思ったんだけど… どした？、弱くなってんぜ お前、皮手の中に、仕込んでんだろ？ 喧嘩にルール、あんのか？ 行くぜ くっ、このクソやろうがぁ！ ズゴン！ ぐうっ！ なら、蹴りもありだよな ぶっ殺す 脚を蹴ったんだよね、 ローキックでさ 鍛えてねーな、さらにスピードが落ちてるぜ 余裕のカウンターだ！ 鼻が顔面にめり込んでた テンプル！ 返しにチンだ！ 男が転がった ふうっ、弱いな……次はナイフでも出すかい？ ヤクザのせがれ風情がよ ケンスケ！、ぁぁ、腫れてるよ 顔に貰ったのは久々だな、 イズミがハンカチを俺に当ててたんだ 俺の心配はいいよ、マサカズを…ん？ あ…………ごめん、マサカズの口コミ拭いたハンカチで…… いいけどさぁ……酸っぱい臭いがしてるよ ごめん…… さて、どうする？ 警察呼ぶか？ スズカを見て、言ったんだよね ………強いね、さすが人殺しね だろ？ 本気で怒らせると、死ぬぜ スズカが、震え上がってた おい、マヌケ野郎、 お前の弟はクズだ………ボクシングの名を借りて、俺が殺したんだよ…立て… 転がってる男の頭を脚で小突いて、見下ろして言ったんだ 、 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |