《MUMEI》 人の命お巡りさん、呆れてたね 良く、まきこまれますねって ユズネが言ったんだ そうね、一歩間違えれば、私達もあーなってたのかもね… イズミの言葉 結局僕は、何にもで来なかったな… マサカズが、呟いてた そんなことないじゃない、 あの人達と同じ価値観で生きてたら、ケンスケが現れてイズミとの過去のことで心を乱されたわ その場だけで、なんとかなった訳じゃないでしょ? そう、ユズネが言ったんだ そうよ、ケンスケ、笑ってるんだもの 私も電話で聞いてて、笑っちゃったよ 通話中だったの? 後からゴロツキ出てきたり、あるかなって… そう、だから待機してたんだ? 犯された女は、用心深いのよ、 スズカって、女は、捨てたのよ、 女の大切なモノを…… 風俗したって、持ってられるよ、きっと ………難しいよね そりゃぁそうよ、普通より、難しくなるわよ その、覚悟も無かったのよ、 流されて、落ちていったのよ 楽な方にね… うん、そう思うわ 大切にしたい気持ちがあったから、私は留まれた、 身体を売ったことは、私だってあるもの 私もあるわよ、二度としないわ 何度も泣きながら身体をゴシゴシ洗ったもの…… うん………悲しいね…… 留まれなかったんだね、スズカは ………その、数日後に知ったんだ テレビのニュースで スズカ、自分の子供を殺してた 虐待らしい 殺したのは、男の方みたいだけど、遺体を山林に埋めたって…… 言葉が出なかった… 三歳で、人生の幕かよ…… 多少はテレビに出てた女だから、 ワイドショーが、騒いでたよ ケンスケ、話してくれないか? ん、殺したことか? 聞きたいんだ ユズネは知ってるの? うん……… 私からは、話せないわ 私も、聞いときたいわ マサカズとイズミに、話すことにしたんだ 、 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |