|
《MUMEI》 ケイコを、リムジンで送らせたんだ どうして、話してくれなかったの？ ティナの、ことは……話したろ？ 違うわよ……遊んだ女に外人の美人が居たってだけでしょ？ それはもう、いいの… ………あんなことは、もう、ないよ、 それに、ユズネは俺が守る ……自分の身は自分で守れるわ 今は、貴方の職務でしょ 監査部…… ヤクザ絡みのね……まぁ、乗っとり合戦かな、 トラブルに巻き込まれることは滅多にないよ、 特例だよ… 二人とも、監査部だったんでしょ？ そうだよ レイプって、かなりあるのね… そうだね、だから、そんなことで死んだらバカだし、 未来はあるんだ、 うん、私もそう思うわ うん、 ケンスケを、今でも好きなんだね だから、ティナは…… 違うわよ…ケイコさんよ 歳上だぜ、同僚だけど、同期じゃないんだ、 不動産がらみのことで、協力しただけなんだよ 新人の俺なら、社内にしがらみもないし、 好きなんだよ、だから来たんだわ ユズネ…… そうね、旦那も奥さんをひとりで行かせるんだから………凄いわね ユズネも、いるし、二人も居るだろ？ バカねぇ、身体がどうとかじゃないわよ、 そうね、ケンスケ、わからないふりしないで ………だから、ハワイは嫌だったのにさ… あら、素敵よ 色々合ったけど、また、知らないケンスケを知れたもん ユズネ、素敵な笑顔だね、 さっきまでのユズネとは別人みたいだよ マサカズ、言うわね、まだ私を好きでしょ？ もちろんだよ だから、こうしたいられんだ だから、きっと、ケイコさんも旦那さんも…… そうね、ティナも、よね？ うん、そう思うんだ ケンスケの価値観になってくね、私達 そうだね、ティナも、そうなったのかもね そうよ、だから、あんなに綺麗でいられるのよね、きっと 普通の世間の価値観で自分を縛ったら、 あの子見たくなるのかもね…… イズミ…心配なの？ ……罪を償ってほしいな… 一緒に売れようねって、ライバルでもあったけど……… 売れた先がない、道を歩いてたのかな… どんな過去も、プラスに出来るよ うん、マサカズと一緒なら、そう思えるわ 戦える、それに、ケンスケの存在が大きいね だよね、ヤクザと喧嘩してるとは、知らなかったけどね たまたま、ヤクザだったってだけだよ、 いいなぁ、ケイコさん、やられる前に助けてもらえて なによ、ユズネ、そのときケンスケ居なかったじゃない 高校のとき、口説かれたのよ 付き合えば良かった…… クスクス、汗臭いスポコンは嫌いなんでしょ？ 昔はね、なに、一生懸命にやってるの、バカみたいって、ね、 一生懸命じゃなきゃ、手に入らないモノの尊さがあるのに…… そうね……今、幸せよねわたしたち うん、本物よ、この幸せは うん、そうだね 、 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |