《MUMEI》 懐かしい感覚「君、名前は?」 「み、水橋 深娃です!」 「深娃…か。俺は月宮 悠。よろしく。」 月宮 悠(つきみや ゆう)と名乗った彼は また微かに微笑んだ。 「どっか行く途中だったんだよね?ごめん、呼び止めて。」 「い、いえ…大丈夫です。」 「それじゃあ、またね!」 そういって私とは逆の方向に去っていった。 [か、かっこいいー!!!] 心の中で私はそう叫んだ。 前へ |
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