《MUMEI》
ナルシストで日常
夏「皆さんはじめまして。神奈川夏美(かながわなつみ)ですわ。名前の響きからわかるように、私は1000年に一人と言っても過言ではない、超美少女ですの。あ、私が自分でそう言ってるのではなくてよ?周りがよく言うから言っているだけですの。勉強も運動もかなり出来ますわ。才色兼備とはまさに私のことですわね。でも自分を棚に上げるつもりはありませんわ。あくまで他の一般的な方から見たらそうなるので、自分で言ってるのですわ。だって失礼でしょう?自分より明らかに上の人が、自分より下だと言うなんて、嫌みにしか聞こえないですわよね?そこはわきまえていてよ。まぁ私ほど神から愛された人はいないと思いますの。ですから他の方から嫉妬されることもありますわ。私だって、好きで皆に愛されているわけじゃございませんの。苦労していますのよ?誰か一人だけを愛すだなんて、私がしたら罪ですわ。あぁ異性の好みですか?私を好きな人は皆好きですわよ?ということは私と会った人全員が好きですわ。好意を向けられて、悪い気はしないでしょう?歩くだけで視線を感じますの。少し窮屈ですわ。え?同性?私は皆好きですわよ。でも一部の方からは妬まれたりしますわ。でも、嫉妬なんて時間の無駄ですわ。他人を見ずに、自分と向き合うべきだと思いますの。そうでしょう?だって私のように完璧としか言い表せないような人と比べて、何の得がありますの?わざわざ違いを探すだなんて、酷というものでしょう?まぁ!私ったらまたこんなに素晴らしい言葉を…!!どうしましょう。意識した訳でもないのにこんなに深い事を言えてしまうだなんて。あぁ自分が怖いですわ!どこまで出来た人間なのかしら。私ったら!!」




賢「うん。とりあえず黙ろうか。」






神奈川県民の方々ごめんなさい。擬人化ではないので、県民性とかも全く無関係です。

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