《MUMEI》

帰宅するとき、駅でイズミを見掛けたんだ

声を掛けたんだ
そして、食事をすることになった

マサカズ、今日は泊まりなんだってさ、
ユズネもまた、実家に泊まるって

ユズネにメールしといた

イズミもマサカズにメールしてた

見てよ、ケンスケ

ん?……んだよ、これ…

くすくす、でも、わかるよね?
何もないわよ、マサカズがいる場所でなら……かなりなトコまでしちゃうかもそれないけど…

だよな、

ユズネもされちゃうわよ

想像するのは自由だろ?

うん、こんなドキドキも楽しめるんだね、私達四人は

そうだね

ユズネは?

ん、そっけなかったな……

見せて、返信メール

ほら

野菜も食べてね、寝るときメールしてね、なにょ、つまんないわねぇ
マサカズなんて、何をしたか話してね、よ……

何もねーよ、二人じゃな

くすっ、内緒でする?

楽しいか?

………ん、イマイチかな?

だろ?

身体には興味ないの?

あるに決まってんだろ……

うん、からだだけじゃね

そうだよ、もっと違うモノのはずさ

見つけられるかな?

わかんねーけど、今はこれで良いって思ってるな

私も、マサカズもよ

ユズネもだよ

うん



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