《MUMEI》

遊んだ女の子となんて、知らないわよね?

アヤネに言われたんだ

……ユズネの大切な人だから、それは言えないんだよ

でも、そうなんでしょ?

まぁね、求めたのは快楽だし、
俺の都合でアヤネの身体を使っただけだからね

うん、そんなのは構わないわ、
私も気持ちよかったもの

責任、どうしたら取れる?
俺は、ユズネの大切な人と、仲良くしてきたいんだ

ケンスケ、責任認めるの?

ユズネ、俺は逃げたくない、
土下座でもなんでもする、殴られてもなんでもいい、
アヤネは、君の大切な人だろ?

………うん、そっかぁ、ケンスケの責任の半分は私ね
覚悟は決めたわ、後は、私と姉の話ね
ケンスケ、見守っててね

ユズネ、そう言って、タブレットを鞄から出したんだ

姉さん、私のレイプムービーよ

見るわね

どうぞ

………どうなってんだ?

声に出なかった

ケンスケ、お願い、見守ってて

ユズネ、真顔で言うから、静かに頷いたんだ



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