《MUMEI》
共通の感覚
ドキドキね

俺をからかうように、イズミが言ったんだ

自分がだろ?

マサカズとユズネが二人きりで居る自宅のドアの鍵を開ける
イズミのお尻を軽く撫でたんだ

あ………

驚き振り返るイズミ

んだよ、やる気立ったんだろ?

………敏感に、なってるみたい

濡れたか?

……とっくに、濡れてるよ
そうっと、入るわよ
何を見ても、驚かないでね

そう言って、扉を開け
静かに中へと入ったんだ

ユズネの靴が揃えて置かれてる

リビングには、誰もいない
億の寝室の扉を、イズミがそっと開けたんだ

ユズネとマサカズが、ベットに腰掛けてた

なにょぅ、してなかったの?

クスクス、どうかしらね?
イズミ、貴女はしたの?

どうかしらねぇ
あら……シーツが乱れてるわ

動じてないね、ケンスケ

ん………そうでもないぜ
かなり、妄想してる

僕もだよ

マサカズが言ったんだ

喉がカラカラなんだ、何か飲ませてくれよ

そうだね、お酒にするかい?

そうだな、飲みたい気分だな

待ってて、ビール持ってくるわね

イズミがキッチンへ行ったんだ

ユズネ、田辺の指はどうだったんだ?
たいしたことなかったろ?

田辺の事を聞くの?
マサカズに失礼よ、

そっちは、ゆっくり聞きたいからさ

……あんな男に身体を使わす気は無いわね、
なかなか、いないわよ、スケベな私のアソコを触って、濡れない相手なんて

だろうな、今は………ユズネの匂いがしてるな……

うん………濡れてるわ

イズミも、敏感になってるぜ

…………そう……

ドンドン綺麗になるな、イズミ
色気が増してる

だろ?、イズミもユズネも、最高の女だよね

間違いねーな、
居ねーよ、こんな良い、女はそうそう、ね

おつまみ要らないでしょ?

ビールを抱えてイズミが来た

なによ、ケンスケの隣に座るの?

くすっ、ユズネ、マサカズの隣に居るじゃない

ツインの並べられたベットに腰掛け、
向き合って座ったんだ

細い通路で、脚が触れ合う

サイドボードにお酒を置いた
灰皿も

引っ越すからいいよね?
喫煙

構わないよ、僕も吸いたい気分なんだ

あら、いいの?

ほら、ユズネのタバコ持ってきたぜ

ケンスケ………戻ってるね
本当のケンスケに

……少し、迷子になってたかな
イズミに諭されたよ

ダメよ、ユズネ、まだそっちにいなさいね

イズミ………肩寄せてるの?

そうよ、お尻触られたの、わたし…

このベットで、抱きしめられたわ、わたし

ユズネとイズミの会話だったんだ



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