《MUMEI》
誤解で日常
〈東北研究会〉-地学準備室-


東「つーぎはぎ狂ったマットーリョーシカ♪こんちゃース!!やぁ!!マサマサ♪」



雅「ん？…よぉ…」



東「もぅ!!テンション低いなぁ!!ガンガンいこーぜ？」



雅「どこのドラクエだよ馬鹿が。いや、つか…聞きたくないんだけどさ。…お前、何持ってんの？」



東「え？女子の制ふ…」



雅「やっぱ言わなくていいです」



東「えぇーマサマサが聞いたんじゃ〜ん」



雅「…で、聞きたくないんだけど、それをどうするおつもりで？」



東「誰かに着てもらおうかなーって思って来たんだけど…選択肢は一個だね☆」



雅「おぉっと電話だぁー！ちょっと俺出ていくわぁー」ｽｯｸ



東「来てないよねっ☆」ｶﾞｼｯ



雅「くそっ…」



東「さぁマサマサ!!この制服を着…」



雅「だが断る」



東「断ることを断る」



雅「いや、マジやめよう？俺、お前よりでかいじゃん。お前とか春の方が似合うよ。うん」



東「いやぁマサマサはイケメンさんだしぃ髪も長めだから似合うと思うんだよね〜絶対美人になるから、ね☆」



雅「普通の男の子でいたい…」



東「もー…」ｶﾞｼｯ



雅「Σ！」



東「いい子だから…言うこと聞いて？」



雅「このドＳが…」



東「読者の方々が誤解しちゃうでしょ。さぁ!!ちょーっと着てパパっと写真撮ったら終わるから☆」ｼﾞﾘｼﾞﾘ



雅「嫌だっつってんだろ…」



東「しぶといなぁ…」



雅「男としてのDNAが拒んでるん…っ!?」ｽﾞﾙｯ


-タイミング良くコケる-



東「よしっ☆これで着てくれるよね」



雅「ふざけ…」


ｶﾞﾁｬ


賢「遅れてごめ…!?Σ(゜∨゜；)」


-今の二人の状態。雅に東が馬乗りになっている-


東「け、賢…ちゃん…？」



雅「お、おーい…？」



賢「…お邪魔しました…」


東「Σちょ、賢ちゃぁん!?」


雅「待て!?マジ待って!?」


賢「…誰にも言わないから！」


雅「違う!!そうじゃな…!!…てめぇごるぁ!!変な誤解されたろうが!!」


東「まさかこんな展開とは…」


雅「もうやだ氏にたい」


東「氏ぬ前にこれを着…」


雅「この期に及んでまだ言うか…」

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