《MUMEI》
はじまり
私の住んでいるジョーカー王国。
いつもどうりの平穏な日常。
私は父が営むコール研究所の研究員をしている。
19歳の極普通の女だ。
「マミお姉さま、この前言われていた資料を持ってきました!」
「あら、マナ。有難う。仕事が早くて助かるわ。」
この子は私の妹のマナ。
一見10歳くらいの幼い少女なのだが
凄い才能を持っていて
我がジョーカー王国のシンカー王女の
お気に入りだ。
「マミお姉さま、光と影のカードの調子が悪そうです。充分ご注意を。」
「うん。わかったわ。」
そう。
私はこのジョーカー王国の秘宝とも云われる
光と影のカードの取り締まり兼責任者だ。
この光と影のカードはジョーカー王国を
支えている重要なものだ。
もし、光と影のカードがジョーカー王国から
持ち出されたら、この国は終わる。
どう終わるのかは解らない。
昔々のジョーカー王国の伝書に書いてある。
『光と影のカード。我がジョーカー王国より消えるとき、この国の終末が訪れる』
こんなに恐いことがおきてしまうかも
知れないから、私は毎日、
光と影のカードの監視は絶対欠かせない
義務だ。
そんな日の夜だった。
街中に青い光線のようなものが
降り注いだ。
私は何がおきているかわからなかった。


次の日の朝。
私はいつもどうりに
光と影のカードの監視に行った。
私は驚いた。
光と影のカードがない!
なんで!?
光と影のカードがなくなっちゃたら
この国は終わ・・・ってない・・・。
あれっ!?
って言ってる場合じゃない!
シンカー王女に報告!

「・・・。それは困りました。
しかし、この国造り終わってない。
あなた、この際です。
光と影のカードを捜しに行ってきてください。
そこで光と影のカードの真相も
解き明かして下さい。
では、お願いしますね!」
(;゜∇゜)?
そうして
私の冒険は始まった。

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