《MUMEI》
腕の中
  〜翔視点〜


俺は、香奈の涙を

拭う。

香奈が嘘をついてるとは

思わなかった。

でも、俺は

香奈が、優斗より俺を

選んだことが

信じられなかった。


だから俺は

香奈に「本当に・・・?」っと聞いた。


香奈は、少し

寂しそうな表情になったが

「本当だよ!

私は、翔が好き。

信じて・・・。」っと言って

また俺を抱きしめた。


すると香奈から

鼓動が伝わってきた。


ドキン、ドキン・・・

俺の鼓動の速度と

同じぐらい速い香奈の鼓動。


その鼓動を聞いて

やっと俺は

香奈が俺のことを

好きなのを信じることができた。


俺は、力強く香奈を

抱きしめた。


「香奈・・・

香奈・・・・・!」

香奈の名前を呼ぶ。

好きな子が


俺の腕の中にいる。


幸せな気持ちが

込み上げてくる。


「香奈・・・!

俺も香奈のことが

大好きだ♪」


香奈と目が合う。

俺たちの周りの時間だけが

止まった。


香奈が目をつぶる。


俺は、そっと

香奈の唇に




口づけをした。


香奈が、目を開けて

幸せそうに微笑む。

そしてまた

香奈を力強く抱きしめる。


ずっと俺の

腕の中に・・・・・

居てほしい。


俺の可愛い恋人。


ずっとずっと大切にするから。

これから先も

共に歩んでいきたい。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫