《MUMEI》

ユズネが、お酒を持ってきたんだ

次はケンスケよ

そうだなぁ、じゃぁ意地悪して
イズミ、最近考えた妄想を話せよ

え?……

王様の命令だぜ

………イズミ、観念しなよ

マサカズが言ったんだ

……妄想って言うかね、
マサカズと、エッチしてるとき、
ケンスケとやりたいんだろ?とか、言われるの……
マサカズが嫉妬するから
しちゃうよ、いいの?、ケンスケごむしてくれないわよ、って……
……二人の男性に、されてみたい…
そんなことを、ちょっと考えたりは、してるかな?

少し恥ずかしそうに、イズミが話したんだ

やらしぃなぁ、イズミ

からかったら

なによぅ!、次は私が王様よ!
ケンスケ、さっき何を妄想してたの?!
嘘なしで答えなさいよね!

ん………あのままさ、別々に帰ったら、どうなるんだろうって、さ……

別々って?

ユズネに、聞かれたんだ

ユズネがマサカズと帰って、俺がイズミを連れて帰ったら……
どこまで、しちゃうのかなってさ

………夫婦交換?

そう言うのか?

スワップのひとつよね?

ユズネがイズミに聞いてた

うん、でもぅ……燃えるかなぁ?

イズミに聞かれたんだ

ドキドキ感はあるかなってさ
俺より、ユズネがね

ユズネをドキドキさせたいんだ?

ユズネが、興奮してるとさ、
凄く燃えるんだよね
嫉妬もされたいしさ

引っ掛かれるわよ

まぁね、すぐ暴力なんだよなぁ、ユズネ、
俺には暴力ダメって、言うのにさ

くすくす、そうよね
マサカズは?、燃える?

ん、………次の王様のときに聞いてよ

あー、逃げたぁ

イズミが膨れっ面を見せてたんだ
こんなイズミも、いるんだなぁ
可愛いや



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫