《MUMEI》

マサカズの話をする、イズミの顔は
とても良い顔で、
こんな表情するんだなって……

つい、見とれてしまったんだよね

なぁに?

え、あ………

くすっ、私に見とれてたの?

そうだ、な……

え?……

……ほんと、良い女になったよな

……ありがとう、マサカズのおかげかな

なぁ、してると思うか?

……マサカズは迫らないと思うけど…

ユズネか?

……女ってね、秘密を持ちたいものよ

イズミもか?

私は……ハッキリ言ってるもの、マサカズに……ケンスケとエッチしたい、出きることならマサカズとケンスケと、二人がかりで……ってね

それしたら、俺、理性飛んじまうな…

……してみたい?

……やってみてーよ

……わたしで?、それともユズネで?

……どっちも……だな

ユズネはどうなのかしら?

答えないな、強要は出来ねーし、性欲ばかり全面に出てもな…

……ケンスケ、わたしはだけど
ケンスケに欲情されるの、好きよ
ドキドキするの……
私は性欲で言ってるのが、強いかな…
女の性欲って、凄く深いわよ…

男はさ、ヤリ得ってのあるけどよ

そうね、わたしと遊んで満足だったでしょ?

あのときは一番だったよ、
顔も、身体も、なにもかも

ユズネが一番?

そうだよ、欲望が消えたあと、一緒にいて物凄く楽しいんだ

……わかるなぁ、それ
ケンスケの腕枕で、甘えてたとき、
寂しかったもん、身体なんだなぁって

最高だったな……

くすっ、中に出せなかったのに?

出したかったよ

………ユズネが全てゆるしてたら?

それは、それだよ

ドキドキするね

そうだな

ケンスケ、してるのかなぁ?

嫉妬するか?

うん、綺麗だもん、ユズネ

だろ?

自慢なの?

勿論だよ

………別れたりはないけど、喧嘩しちゃうかも…

前向きに喧嘩しろよな

ケンスケは、そうできる?
何もかもしてても

わかんねーけど、別れようとは思わねーもんさ

そうだよね……性欲と愛って、切り離したら……

そんな時があっても構わねーけどさ、
この歳だとな

そうよね……

イズミ、男遊びしたことあるだろ?

あるよ、生はないわよ……男はお金で遊べるもんね

女だってホストとかさ

ケンスケ、一部の女はそう言うのも居るけど、エッチは別なんだよ、女は…
彼氏じゃなきゃ……大切にしてくれる人じゃなきゃ……
誰が父親かわからないなんて、女捨ててるよ
中に出したがる男って、嫌われるんだよ

生でしたがられたか?

断るわよ、しつこいと別れるわ

なんで、俺とはしたんだ?

………かなり、好きだったから
気に入られたかったのよ、
自分のモノにしたかったのよ

………ユズネは生でしてたもんなぁ

ソコ、一番、気にしちゃってるとこ?

まぁな、中に出さすって、凄いことだもんな

………ピル飲んでたなんて……驚いたわ…聞いたとき…

色んなことが重なってたんだけどさ、
ユズネ、マサカズに悪いことしたと思ってるからよ、何かしてるかもって、思うよ

お詫びにってこと?

そう考えると、腹立つけど
ユズネ、本当はもっと良い女なんだよって、マサカズに伝えたがってるような気がするんだ…

そう話した、俺を、イズミ、じっと見てたんだ



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫