《MUMEI》
――直哉と
「スゲーな、主役にガッツリ絡む役なんて…」
「うん…、だからさ、出番多いから暫くここに来れなくなると思うんだ…」
俺は直哉の腕枕の中、胸にきつく抱き寄せられている。
――何となく気まずくて遠のいていた直哉のアパート。
さすがに暫くマジで来れなくなりそうだから久し振りに気合いを入れて来た。
でも今日は仕事が押して遅くなってしまい、それでもちらっと顔を出しとけば直哉の機嫌もなおるかと思って来た程度だったのに…。
直哉は深夜でしかもバイトで疲れてる筈なのに、俺と顔を合わすなりいきなり襲いかかってきて、実に明け方近くまで抱かれ続けてしまった。
お陰でアソコがバカになった感じだし、
しかもヒリヒリと痛い…。
チュプ…、クチュ…
「はンッ、ぁっ…もう辛い…指…抜い、て……あっ…」
長い指がほぐされきった中に侵入し、弱いところを押し潰してくる…。
「何言ってんだか…、ゆうのココ、もっと欲しいって動いて騒いでるし…」
ズルッと指を引き抜かれかと思うと俺の脚を抱えて覆い被さってくる直哉…。
「もうムリ、許してよなおーっ…」
「ほら、良いから俺に掴まれ…、暫く会えない分打ちだめさせろよ…、
本当は毎日だっていーぐれーなんだからな、…バカヤロー……」
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