《MUMEI》
黒い柄つきの封筒
今日もいつも通り、普通の生活をしている。
朝起きて、ご飯を食べて歯を磨いて、
学校行って授業を受けて。
今は、放課後。
学級委員の私は、図書室の本の整理をしてい
る。
「ごめんね、那浜さん。整理一緒にやっても
らっちゃって。」
彼は、最近転入してきた風真千景君。
クラスの学級委員であるからか、
先生に千景君の世話をしてやれと言われた。



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