《MUMEI》

その少し後になって帆埜さんのお母さんがドアを開けて出て来た

「えっと初めまして、僕は帆埜さんと同じクラスの野島春樹と言います。このプリントを帆埜さんに渡してもらえますか?」

お母さんの目の前にプリントを差し出す

それをお母さんは受け取り、

「えぇ、渡しとくわね。今日は届けてくれてありがとうございます。もう遅いから早く帰った方が良いわよ?」

「分かりました。では帆埜さんに宜しくお伝え下さい。では。」

歩き出そうとした時だった

「これからも帆埜を宜しく頼むわね」

「はい!こちらこそ!!」

俺は歩き出す
振り向いたりせずに前だけ、を

明日は帆埜さん来れると良いな…

そうワクワクする自分も居た。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫