《MUMEI》 「というわけだ。……ぷっ、くくくっっ。やべ、思い出し笑いが…。」 あの時の光景を思い浮かべ笑う。テレビで濡れ場がながれた時の家族の豪華版をみているようだったなぁ〜。そんな風に笑ってると… 「こんの底無しバカっ!!あんたのせいで私まで変な目で見られたんだからねっ!!あのあと誤解とくのどんだけ大変だったと思ってるのよっ!!!」 冤罪を被ったリンが激昂した。そういえば学校で必死に弁解していたな。(他人事) 「リンなんかまだいいよ…、僕なんか妹にサンタクロースは父親だって伝えるぞとか訳の分からない脅迫されて手伝わされたんだから…。なまじ手伝ったから言い訳も出来ないし…。」 タカが落ち込み始めた。こいつはシスコンだからな、そこを突いた。しかし、妹の夢を守る為に悪事を働くとは見上げた根性である。でも、多分もう知ってたぞ、妹中学生だし。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |