《MUMEI》
石の番人
カルマに導かれ、石に辿り着いた。
真紅の石の前にガス状の物体。

「なんだ……あれ?」

声に気づき、物体がこちらを向く。
ガス状のそれは形になり、やがて杖を持った人型になった。

『我は石の番人。石に願う者の力量を試す。剣を抜け。我に勝てば願うことが許される。 』

「ふ〜ん。何人で戦ってもいいんだよね?」

『もちろんだ…………。』

四人が頷くと同時に地面を蹴った。

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