《MUMEI》

もう一人の涼雅の自宅


「俺は、なんでここにいる?」

「それは君がこちらの世界に行きたいと心の中で願っていたからだ。」

「そんなこと願ってない!」

「人というものはそういうものだ」

「でも、お前のことは信じられない」

「ゆっくりでいい、この世界に馴染んでいって欲しい」


それから涼雅はこちらの世界の友達、生活に慣れていった。

ある日、

「もう少しだな」

「あぁ」

友達がなにやらこそこそと話している

何いってるんだ?あいつら」

よく聞いてみる

「あとは、あいつがこの世界を気に入れば済む話だ」

あいつって俺のことか?

「何の話してんだよ」

涼雅が近づいていく。

「あぁ、聞いていたのか」

「だから、何の話してたんだよ!」

涼雅が怒鳴るように言った。

「君に話そう『真実』を」

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