《MUMEI》 愛の押し売り*ナンセンスギャグです。 ピンポ〜ン、ピポピポ〜ン… 深夜に響く、非常識なインターホンの音に怒りながらドアを開けた。 『こっんばんわぁ!また来ちゃったぁ〜』 非常識なインターホンの押し主は、やっぱり非常識な人だった。 「あの、今何時か解ってますか?」 不機嫌丸出しで睨みを効かせ相手に尋ねる。 『ん〜夜中の1時くらいぃぃ?』 こてん、と首を傾げる。か、可愛い…等と騙されてはいけない。何故ならば、コイツは困ったちゃんなのだから…。 『愛に飢えている貴方に愛を与えるべく、愛の押し売り協会から派遣されましたぁ、ラブリンと申\しますぅ!』 三日前の深夜…そう言って俺のアパートに押し入ったラブリンなる男は、嫌がる俺を押し倒し…コトに及んだ。 …具体的になんて聞くなよ、言いたくもない、あんなおぞましいコト。 『まったまたぁ〜、気持ち良くアンアン言ってた癖にぃぃ〜』 「お前はエスパーか、勝手に俺の心を読むんじゃねぇ!」 兎に角、愛は足りてるから、とっととお帰り願おう。 『愛をお届けに上がりました、愛の押し売り協会のラブリンでぇ〜す!決めっっ!』 …いらん、決めポーズ!本気でいらん。 「足りてますから、他所でど〜ぞ!じゃ…」 ドアを閉める手が止まった。見れば、ドアの隙間にラブリンの靴。 …お前はどこぞの悪質新聞勧誘員か?その靴、もしや安全靴か?鉄板入ってます? 『やだな、足りてないでしょ?』 「いや間に合ってます」 『足りてません!』 「しつこい」 『…ぼくが!』 「は?」 ドアを強引に押し開き、俺をむぎゅっ!と抱き締めた、ラブリンは… 『そうじゃなくて、僕が足りてないんです!貴方が…』 ポカーンとする俺を、ズルズルと引き摺りベッドへ向かうラブリン。 「わ〜ちょ、待て待てまってぇ〜〜んっっ…」 『今夜も愛の押し売りスペシャル、イカせていただきまぁぁ〜〜すぅ!決めっ!』 …だから、決めポーズなんていらねぇぇ… 今夜も街の何処かで、愛の押し売り協会から勝手に派遣された者が、愛に飢えてる者へ愛の押し売りスペシャルを炸裂しているのかも…しれない。 ……んな訳あるかぁぁ!!!!!!!!!!…… チャンチャン♪ ***** スミマセン、テンションオカシクテ…、お題違いますよね(汗)また意味不明な物を…。 読んでくださりありがとうございましたm(__)m 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |