《MUMEI》 遠い遠い昔話『4人………?まぁ、いいだろう。願え。』 「じゃあ僕!!」 ゼクスが手をあげる。 「カルマくんを復活させて。」 『願い聞き届けたり。』 さっきまで動かなかったカルマが目覚める。 「頭痛い…………。ここ、何処?」 「ゼクスが石の力で生き返らせた。」 目を見開いてあり得ない、という顔をする。 「じゃあ僕は…………」 そこまで言って黙りこんでしまった。 『じゃあ考えてる間、昔話でもしようか………。ある時地上の民から危険とされた種族は他の種族を守るため自らを封印しようとした。』 カルマが石を見る。 『番人は強かった。一族の力でも倒せなかった。だから、その時の族長の命と引き換えに一族の安息の地を手に入れた。その後、地上の人々は族長を盛大に弔った。』 しばらく沈黙が続いた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |