《MUMEI》

大切なユズネだから、マサカズとのそう言うのも、きっと興奮するし、
大切だから、そんな関係も出来るかなって、思えたんだ……
大切じゃなきゃ、なんの刺激にもならねーよ……
ユズネとの暮らしは楽しいよ、飯を食っても買い物しても、何しても楽しいんだよ……
それを、失いたくなかった……
だから、何も言わないことを選んだはずだったんだよな、たぶん……

………ユズネは、俺を見ない

ユズネは間違ってねーよ……
間違ってるのは、きっと俺だ…
けどよ、我慢ならねーんだ……
そんなもん我慢して、未来なんか欲しくねーよ……

ユズネが、俺を見た

犯されてようと、オモチャにされてようと、俺には大切なユズネなんだよ…
ユズネに強制なんか出来ねーさ…
けどよ………嫌なもんな嫌なんだよ
どうしても嫌なんだ…
理屈じゃねーんだ、嫌だったんだよ

…………ユズネ、何も言わずに泣いてた

俺を見ながら泣いてたんだ



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