《MUMEI》
平和を導く絶対神の石
「さて、その不自由なマントも脱げるようになったな。」

カルマが微かに笑い、頷く。

「妾の村に来ないか?盛大に宴を催そうぞ。」

ミツキが提案する。
異議を唱える者はなかった。

* * * * * * * *
数百年後。とある町で。

空が赤く輝く。

過去のデーモン族の悲劇を二度と繰り返さぬよう、誰も石に願おうとする者はいなかった。

           〜END〜

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