《MUMEI》
治療ですか?
ユズネとの間にあった、見えない壁は無くなった

震えながら甘えてきてたユズネも、
今は落ち着いた気持ちで俺の腕の中にいる

マサカズに感謝だな……

思いのズレを抱えてたままじゃダメなんだ

話すことの大切さ
聞くことの大切さを、教えられた気がしたよ

くすくす、いつも一緒が良いんでしょ?

持ってるのかょ

そうよ、ほらぁ、早くしなさいよぅ

ユズネが俺のぺニスを持ってた

ほとばしる小便

男の人は拭かないよね?

振れば切れるよ……

飛び散るじゃない……

あっ、おい……

へーきよ

ユズネが舐めたんだ
小便した後のぺニスを……

性欲だけは、相変わらず薄れたままだった

ユズネは何も言わないけど……

半立ちぐらいまではなるんだ
今も舐められて、少し硬くはなってる

だけど………

週末は四人で過ごすのが恒例となってた

マサカズに、
前向きにと前置きをされ
話が始まったんだ

ケンスケが勃起するなら、わたし犯されても構わないわよ

イズミが言ったんだよね

んだよ、いきなり……

正直ね、マサカズに見られながらケンスケにヤられたいの
たぶん、中に出されるって思ってるけど、
考えただけでも興奮しちゃって、濡れちゃうのよ
どうしても、したいの……

私は構わないわよ、べつに浮気とは思わないし、
けど、ケンスケは今、そういうの求めてないのかなって

ユズネが言ったんだ

ユズネはどうなの?

マサカズとでしょ?
答えは出してないけど、たぶんへーきかな、ケンスケが、興奮するならね

あのさぁ、何て言うかよ
性欲が涌き出てこないんだよ……

なぁ、ケンスケ的な見解をきかせてくれないか?

マサカズが言ったんだ

何だろうなぁ、今さ、凄く満たされててさ
楽しくて仕方ないんだよね
ユズネの愛に包まれてて、マブダチも居て
そのマブダチの女は、深く俺の中に残ってた女でさ、
幸せな姿を近くで見てられて
何て言うかよ、買い物行っても映画を見ても、飯食ってるだけでも、
幸せだなぁって、そんな気持ちが溢れてきてよ………

うん、僕もだよ
けど、ひとつだけ違うんだな
僕はユズネをイタズラしたいと、思ってるから

イタズラ?

ユズネが聞いたんだ

そう、ケンスケの女、ケンスケの奥さんになったユズネに惚れ直したんだ
昔より格段良い女になってるし
なにより人のモノだから
普通は、そんな風に見ちゃいけないことなんだけどね、
僕はドキドキしながらユズネを見てるんだ

べつに構わないわよ、
脚や胸元見てるの知ってるし、たまにサービスして見えるようにしてあげてるもの

うん、それも知ってるよ
でも、ほら、ケンスケが、楽しんでないからイマイチ僕もね

そうなのよね、
やりまくったから飽きたのかな?
ケンスケ……それでも私は満足してるんだけどね
楽しくて、毎日が

うん、そうだよね
でも僕は、ケンスケを治そうと思ってるんだ

医者に行かせるの?

ユズネ、反対よね、それは

うん、イズミとも話したけど、医者とかはね……

医者なんて必要ないよ
僕のワガママに付き合ってくれたらそれでいいんだ

構わないぜ、ユズネを抱けよ
ユズネ、身体は餓えてると思うしさ

お断りだね
そんなんじゃないんだ、僕のワガママはさ
そりゃぁ、抱けたいけどさ
出きればケンスケが、悔しがるほど感じさせて………
けどさ、今はその前段階ってかね

なによ、マサカズ
何かわかってるなら早く話してよ

イズミ、焦らないで
今のこの状況も楽しもうよ

私は楽しんでるわよ
ケンスケのオチンチン手にもってオシッコさせたの
立ったら出ないんでしょ?
何でも一緒なんだ

ぁはは、そうだね

マサカズが笑顔を見せてた

イズミもにやけるように笑ってた

ユズネも、楽しそうに話してる

この状況も楽しむか……
確かに、セックスしなくなったぶん、
話したり映画を見たり
いろんな事をする時間が増えたよなぁ



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