《MUMEI》 深層心理イズミにナイショは、ムリだと伝えたんだ けど、邪魔されたくもなかったのも、事実だった だから ……イズミとデート? うん、立たないからヤルはないけどさ、 ちょっと、密室でやらしい話をしたいんだ ………構わないけど…… そうね、私とより、そういう話はよその女の方が刺激になるかもね ユズネはマサカズと居てくれよ、 その方がドキドキするんだ いいわよ、前向きになったのね 何の疑いもなく、ユズネは快諾してくれたんだ そして当日、ユズネをマサカズの家に送り届け、 イズミを連れて出たんだ じゃぁ、後でね、と、女たちが手を降ってた エレベーターホールで イズミ、なにも言わずに俺に付き合ってくれ そう言ったんだ うん、 簡単に返事をくれた 上に行くエレベーターに乗ったんだ そして、自宅にイズミを連れ込んだんだ 不安か? どうして?、身体はガードしてないわよ、 何がしたいのかしら? ユズネはガードしてると思うか? ………マサカズに? そうだよ どうかな?………本音はやりたいんじゃないのかなって、思うわ どうしてそう思う? ……ぜんぜん違うタイプだからよ ケンスケはね、ケンスケのワールドに引きずり込まれて、なにもかも奪われたような、そんな快楽なのよね マサカズは、母性本能がくすぐられるのよ……… なるほどな、わかる気がする パソコン? うん、そうだよ 最後まで、俺に付き合ってくれよな …………うん、わかったわ 珈琲入れるよ うん 、 前へ |次へ |
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