《MUMEI》
深夜の一人マック
彼氏とデートした帰りなのに、どうしてこんなに寂しいんだろう。いや、寂しいというか切ないのか、ううん…本当は貴方に罪悪感があるからなのだ。
彼と付き合ってもう二年半。付き合ったときから今までずっとラブラブで、私はもう結婚する人ならこの人だと決めていた。この人以外は必要ないと心から思っていた。大好きだと毎日言っていたし、彼も大好きだといつも言ってくれる。結婚しようとも言われているのだ。今日のデートだってとっても楽しかった。二年ぶりの横浜。動物園ではしゃいで歩き疲れた私にご飯をご馳走してくれて、帰りの車中でも寝ている私に肩を貸してくれて、そして優しくキスしてくれた。幸せな一日だった。それなのに私は、
浮気をしているのだ。

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