《MUMEI》

近「そう言えば名を聞き忘れていたな」

穏やかな笑顔を向けてきた近藤。

父親みたいだ……ああ成る前の。

だが本名は言えん。
性別がバレるからな。

桜「雪琶羅龍神[リュウシン]」

近「うむ、良い名だな」

少し照れくさい……

近「俺の名は近藤勇。でこっちが土「おい近藤さん敵かも知れねぇ奴に何名乗ってんだよ!?」」

土方よ正論だな。
するといきなり原田が

原「と言うか何でまた男装女子拾ってきたんだよ土方さん」

気づいたか……

土「何だと!?おい、其れは本当なのか!?」

桜「チッ、女だが何か?」

バラすなよ原田

土「確かに良く見れば……何で気づかなかった」
土方は僕の顔をまじまじと見つめそう呟いた。

沖「あはははは!!土方さん大丈夫ですかぁ?くくっ」
ある意味強者だな沖田よ。

斎「大丈夫でしょうか副長、仕事のし過ぎでは?」
本気で心配している様だが皮肉にしか聞こえんぞ斎藤よ;

土「うっせぇぞ!!総司!!!!」
お前の方が五月蠅い

近「また俺は見破れんかったのか……」
また?

藤「だったらいっその事部屋を一緒にすれば良いんじゃねぇの?」
そいつは女らしいな。

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