《MUMEI》
君のとなりで
次の日は浮気相手と会う約束をしていた。しかし家に帰る気がしなかった。直弥とのデートの余韻にまだ浸っていたいという思いもあったし、そして多分、罪悪感から。罪悪感なんか感じてるなら最初から浮気なんてしなければ良かったのに…。それに相手は外人。まあ、そこに惹かれたというのもある。生涯で一回くらい、外人と寝てみたいという密かな願望があった。それが一回では済まなくなったのは、自分が軽率な考えで手を染めてしまった、自分の責任だ。そうこう考えている内に直弥からメールがきた。
“今日はありがとう。そろそろ寝るね。愛してるよ。”
メールがきてすぐに、電話をかけてしまった。
『…もしもし。まだ起きてたの?』
直弥の優しい声が耳に響く。
『うん。実はね、まだ家に帰ってないんだ。マックでコーヒー飲んでる。』
『そうなの?じゃあ、来る?』『…行ってもいいの?』
半分言われるのを期待してたくせに、わざと驚いたように聞き返した。
『いいよ。一緒に寝よう。』
そう言われてすぐにマックを出た。

あいにくの生理。だけど彼は私を優しく抱き寄せてくれた。
『未蒟、愛してるよ。』
そう言ってキスしたあと、私の胸に唇をあてた。クチュクチュと舐めては吸って、揉まれた。彼はエッチがとても上手い。触られただけで体が彼を欲しがって、たまらなくなる。だからもっとして欲しいとき私は、わざと少し大きな反応をする。
『直弥…もう辞めて。限界…耐えられないっ…あっ…あ』
『え、何未蒟?もう一回言って?そんなにここ気持ちいいの?』
『嫌っ…、おっぱいばっかり…攻めないで…あっ…うはっ、あぁ…ばか』
『可愛い未蒟ちゃん。じゃあこっちがいいの?』
『嫌ぁ…、ばか、そこはだめ…直弥ぁ…』
彼はショーツの中に手を入れて、血がついているはずの私のあそこを指でクリクリし始めた。『未蒟ちゃん、ここ凄いたってるよ。そんなに感じてるの?ん?気持ちいい?』
『あぁ…辞めてよ直弥ぁ…、も、だめ、…おかしくなっちゃう…』
『何?聞こえない?もっとやってほしいの?』
『違う!…あっ!あっっ…意地悪ぅ…もうらめぇ…』
彼に舐めまわされて弄られまくった私は、挙げ句それ以上はお預けにされ、感じまくった末に彼に抱き着いたまま爆睡した。
次の日彼は小さく私にキスして、『いってきます。』と家を出た。

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