《MUMEI》
友達関係”私” 4
サッ、サッ、サッ…

ホウキで掃いていた

「…埜乃ちゃん、本当に陽輝から聞いたの?」

「聞いたってばっ……………」

カクッ…

「大丈夫!?埜乃ちゃん!!??」


 ん…誰かが”私”を呼んでいる…?
 誰…なの…?

「…はっっ……!」

「大丈夫!?」

「私、どうして…?」

彩夏「フ、フンッ!倒れる前の事、覚えてないのっ」

「倒れる前…あっ…!」

春「陽輝の話をしてたんだよ?」

「…んで?…」

『え?』

「そんなに二人は陽輝の事、好きなの?私には関係無いんだけど。別にあの子が自分から具合悪いって言ってたのを聞いてちゃダメな訳?陽輝と話しちゃダメな訳?ねぇ、どうなのよ!?それともアッチ系なん?好きな人は自分の物にしたいん!?どうなん!?答えてもええんちゃうの!!??ちょっと聞いてる…………」

ドサッ…

「埜乃ちゃん!?ちょっと!?…皆、私保健室に連れて行くから先生に報告しておいてね!?」

タッ、タッ、タッ…

彩夏「何あれ…怖い…」

春「本当、本当…」

「おい掃除の反省会するから並べー」


『あ、うんー…』

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