《MUMEI》

それは、ついさっきのことだ
教室から笑い声が聞こえた。
なんだろうって思って笑い声の聞こえる教室に近づいた。
ばれないように、少し扉を開いて中を覗きこむ。
「うわ! また負けた…」
中ではUNO(ウノ)をやってるらしい…
「愁ちゃんマジ弱すぎ〜」
愁ちゃんと呼ばれる人物
(本名は中谷 愁)
「うるせーっ」
バラッとカードをばらまく
「10連敗の愁ちゃんには罰ゲームでーす」
「ちゃん付けすんな!!」
再び笑い声が響く
「で、罰ゲームって何?」
「俺達が出たあとに教室に入ってきた女子に3日以内に告ること!」
「はぁ!?嫌だよ!」
「なんでですか〜?」
ふざけた感じに友達Aは聞く
「俺…好きな奴いるし」
「………」
少しの沈黙
「まっさかぁ〜」
その空気をぶち壊す一言
「まぁ、罰ゲームは絶対だぜ? 出来なかった場合にはもっと面白いことすっからな〜」
そう言って男子5人は教室をあとにした。

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