《MUMEI》

テレビで、レイの新曲が流れてた、
相変わらず、プロモーションしか流れない
ライブがメインで活動してるんだ、
けど、シングルアルバムの売上は、チャートに入る程だ

デビュー曲もミリオンセールだったらしい、
まぁ、ダウンロードがメインみたいだけどね

でも、今回はメジャーな店でもCDが置かれてるそうだそ

本当なんだね?
オジサン、レイの作曲家なんだね?!

作詞もでしょ?
そんな才能があったなんて……

愛奈は、俺をオジサンと呼ぶんだ

俺自身がビックリしてるよ
レイの奴、作詞作曲を俺の名前でやりやがったんだ

自宅でコソコソ新曲を作ってた
まぐれは続かない、だから世に出すことはない、単なる趣味として

レイが、パソコンから持ち出したんだ

アレンジは変えられてる、でも、間違いなく俺が作ったものだ

先生と呼ばれた
印税を振り込む口座を教えてくださいと言われた

俺の職業は作曲家ってことになったんだよね

俺自身、どうして良いかわからずにいたんだ

とにかく、レイに会いたい、
何がどうなってるのか?

…………

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫