《MUMEI》 負け戦かよヤバイよ、寝ても覚めても浜崎の事が頭から離れねー 惚れたのか、俺 浜崎の家、金持ちみたいだしなぁ 身分違いだよなぁ 学校でも仲良くしてっけどさ なんか、意識しちゃって、目を見れなかったりするんだよね そんな時、浜崎から電話が来たんだ また、金曜の夜だった あれからひと月、また、何かあって来いって言われるのかも ウキウキしながら電話に出ると よう、田宮、オレが誰だかわかるか? 男の声だったんだよね ………なんで、浜崎の番号から? とにかく、行くしかねーよな ここだよな 繁華街から、少し離れたビル さびれた古いビルだ 狭い階段を数段登ると正面にエレベーターがある ボロっちい誇り臭いエレベーターに乗り6階のボタンを押した 揺れながらエレベーターは登り始めたんだ 扉が開くと、男がいた 眞鍋を酔わせてヤった男だ 友達が待ってるぜ、来いよ 狭いビルだから、ワンフロアーにひとつの部屋 エレベーターの隣には階段が有ったけど、荷物だらけで降りれそうにない 逃げ道は無いってか トビの中に入り、見た光景は! 敵対してたあの女子が、山田にやられてる まだやってんのか? 何発目だ? たまんねーっすよ、眞鍋なんかよりぜんぜん良い うっ、また出る! よしよし、しっかり中に出したな お友達が来たぜ 田宮か、よく来たな 山田、お前何やってんだ?! でかい声出すなよ、 まぁ、出しても、誰も来ねーけどよ 奥に案内してやれよ そうですね 来いよ、田宮、お前が主役だ 山田がそういったんだよね 、 前へ |次へ |
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