《MUMEI》

そっかぁ、眞鍋、転校したんだ?

うん、引っ越して行ったよ
暮らせないよね

矢島から聞いたんだ

あのビルで、犯されたことは、知られてないかもしれないけど、
お酒で酔わされてやられた時のが出回っちゃったんだって

敵対してたあの、女子も
家族と一緒に、何処かへ引っ越したらしいんだ

矢島の名誉のためにいうけど、ブラフだからね

え?、あ、わかってるよ

やられてないからね、触られまくったけど

あ、うん

うたがってる?!

そんなことないよ

車の中で舐めさせられたから噛み付いてやったんだ、事故ってたわ、

そ、そう

何よ、私のことは心配してくれないの?

そ、そんなことないよ

浜崎さん、本当にシヌツモリダッタト思うよ
バージンだと思ってなかったけど、

い、言わないでよ!

バージンなんだ?

聞かないでよ!

矢島は何とか逃げ出して、助けを呼ぼうとしたんだ

浜崎は、残って、俺と居るって

助けに行ったつもりが、助けられたんだ

真田さんと知り合いなの?

へ?
真田さん

あの、メチャクチャ強い男
有名な人らしいんだ

俺の帰りが遅いからって、携帯電話で居場所を確かめたんだってさ

そして、姉貴が、真田さんに連絡したそうなんだ

鍵、どうしたの?

リエさんから借りたの、お昼ご飯食べさせてあげてって

バイト先に行ったの?

うん、こないだ聞いてたから
私に渡さなかったよ
お願いね、浜崎って

知ってるの?

え、あ、昔揉めたことあるの、

姉貴と?

う、うん、

そうなんだぁ?

じゃぁ、私は帰るね
フラレタ身だから

え?、矢島

仲良くね、じゃぁね

あ、おい、

浜崎と二人きり

な、なんかたべるか?
買ってきたんだ

あ、うん

なんか、緊張するなぁ



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫