|
《MUMEI》 春休みだから、一日中働ける ネットカフェなんだ 真田さんの店なんだよね チェーン展開してるんだってさ 知らない街、知らない人達 難しい仕事はないけど、立ちっぱなしなんだ 一人暮らしの高校生 苦学生、しんせつな人も居るけど、イジメの対象だよね おら！、新入りモタモタすんな はい アルバイトの大学生に怒鳴られる パートのおばちゃん達は優しいけどね 年齢的に、夜遅くは働けない その時間帯は、体を鍛えることと勉強の時間にあてるんだ 学校が始まると、働く時間が短くなる 稼げるときに稼がなきゃ 肉体労働は俺の仕事？ 無料のドリンクバーのでっかいボトルは地下にある なかなか重いよ 提携先からサービスで出す品が届くと俺が運ぶんだ それから皿洗い レトルト食品の調理 電子レンジに入れて盛り付けるだけだけどね 掃除も俺だ でも、意外と疲れない 給料は聞いてないけど、もっとハードでいいから稼ぎたいよ ワンルームマンションが俺の家だ 必要なものは全て揃ってる パソコンまであるんだ ここまでしてくれたら、逆に給料安いんだろうなぁ そんなことを思ってたとき 業務連絡が来たんだ パソコンのメールで 店の経理だ どこが不要でどこが足りないかを報告しろ？ 俺にそんなこと聞いてもなぁ でも、まぁ、言われたことをするだけだよな 、 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |