《MUMEI》

なぁ、優子

なぁに、春馬

春馬さんが優子さんを呼んで、ヒソヒソ話してる

え?!………本気なの?
ふ〜ん、いいわよ、

そうか、じゃぁ、その路線で

春馬、その前にするべきことはしなさいよね

わかってる、そのつもりだよ

急に春馬さん、真顔で俺を見て

怒りを抑えて聞いてくれ

そう言ったんだ

テストだっての?
アユミを連れてこいって、あの特殊業務って

俺を教育したい?

だから、春馬さんの会社に来るように仕向けた?

そんなことを話してたんだ

追追、全てを話すつもりだけどね、
順序ってモノがあるし
翔太は大した奴だけど、まだ、幼いのも事実だ
色々能書き垂れたけど、要するに仲間になって欲しいんだ

そう、春馬さんが言ったんだよね

そしたら優子さんが

仲間を作りたいなら、やり方が違うわよね
無理強いしたり、変なテストさせたりじゃ
配下の人間を作るやり方よね
それに、春馬もカタワなのよ、不器用と言えばかわいいけど、デリカシーがないわよね、だから、シメタの

そう話してた

なんでもいいよ、お金になるなら
正直、生きてく力がないから、
これはチャンスだと思ってるし

春馬さんが、少し悲しい顔を見せたんだ

ほら、貴方のやり方だと、こうなるのよ!

けどよ、優子

まだ、能書き垂れる気?!

喧嘩が始まっちゃってたよ

俺が、幹部候補生
特殊業務は本当にある
だから、破格の給与らしいんだ

今回のアユミの事で、誰も文句を言わなくなった?
認められたって、言ってたけど

もう、わからずや!

優子さんが怒鳴ってた
そして、俺の前に来て

ごめんね、翔太、春馬の本意をわかってあがてね
私が謝罪するから

え、あ、うわぁっ!

また、キスされたんだ
し、しかも、舌が!

春馬さんが居るのに!

俺の手を取り自分の胸に導いた優子さん

柔らかい

………うん、嫌悪感なんて無いわね
翔太となら、エッチできそうね

もう、パニックだったよ、俺

なのに

翔太、パンツの中触ってみろよ
濡れてるかどうか、確かめてみてくれ

そう、春馬さんが言ったんだ

俺さ、色んなことを考えたんどけど

出た答えは

帰ります!

そう言って逃げようとしたんだ
それが一番良いかどうかなんてわかんないけどね



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫