《MUMEI》
高校生活の始まり
なんでもいい、好きに俺を使ってくれ

そう、春馬さんに言ったんだよね

多くを聞かなかった
聞いてもパニクルだけだし
それに、ここまで俺にしてくれる春馬さんを疑う理由は何もないからね

元々、使われる気でいたし、
仲間と言われても、俺みたいなガキをさ、なんか、ピント来ないしね

優子さんに興奮してごめんなさい

それは、しっかり言ったんだよね

優子に欲情しない男はいねーよ、
って

私がOKなら、問題ないでしっ
って、優子さんも言ってたけど

春馬さんが見てる前で、下半身……
しかも、フェらで

考えないことにした
考えても………それに、過ぎちゃったことは変わらないから

週が明け、高校生活が始まったんだ

入学式は、制服なんだ
普段は私服でも構わない、いっぷう変わった私立高

自由なんだ、この学校
でも、校長が挨拶の時言ってた

自由を求めるなら、責任も取らなければならないと

高い入学金、だけど、問題児は切り捨ててく
公立ではない、私立なんだと

芸能界で仕事してる生徒も居るって、
家の仕事を手伝ってる生徒も居るって

だけど、学生の本文は勉強
付いて来れなければ留年させるってさ

凄い学校だよね、ほんとさ
でも、一律同じって学校より、
俺は、気に入ったよ

人生のスタートは皆、違う、か

いい事言うなぁ、あの校長

スタートは切ってる
成し遂げるだけだ

しかし、変わった生徒が目立つなぁ
ピアスに茶髪

私服だったら高校生に見えないかもね



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