《MUMEI》
貴方との出逢い5
『あんたが此処の太夫か
……蜘蛛威、だったか?』

『へぇ、あんさんは狼はんやなぁ』

蜘蛛威は袖で口元を隠しクスクスと笑ってみせると
斎藤はクスリと笑った

『あんたは蜘蛛より蝶だな』

斎藤はそれだけ言うと
沖田の隣に座り酒を交わす

『っ…』

蜘蛛威は斎藤の言葉に頬を赤め
それを隠すように顔を逸らした


これが、二人の出逢い

そして、禁断の恋の始まり

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫