《MUMEI》 翌日、私は熱をだした 冷蔵庫が気持ち良くて、体温計を久々に引きずりだした 37度7分という、微妙な数値だった それでも 私は休んだ 正直言うと一之瀬君と舞子ちゃんの会話とか、聞きたくなかった なのに 心のどこかで 無意識に考えてみる 舞子ちゃんか一之瀬君が 来ないかなって 寂しがりやの掌は天井に伸びて 届かない事を知ると、そのまま布団の上で眠りにおちた 前へ |次へ |
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