《MUMEI》

店に行ったんだ
ネットカフェへ

客として入って個室で休むことにしたんだ

誰か来た

通り過ぎてく

神経が高ぶってるな

たくさんお客さんが居るんだ
足音を気にしてたら、神経が休まないよな

そんな事を繰り返してたんだ

だけど、明らかに俺の個室に来るやつが居た

来た!

完全に、戦闘モードになってたんだな、俺

何があった?

春馬さん……

春馬さんだったんだ
その春馬さんを押しのけるようにして、優子さんが俺の前に来た

拳、今は要らないわよ

俺の拳を握り自分の胸元へ

髪を切られたか?
襲われたんだな、来い、うちに来るんだ

うなづいた

何だろう、この安心感は

はっ!

ダメだよ、一緒にいたら狙わらる!

優子さんに言ったんだ

逆でしょ?
私たちが巻き込んでるのよ
おいで



抱きしめられた

涙が出そうになった

二人に連れられ、春馬さんの家に向かったんだ



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