《MUMEI》

「ねえ、」

「お?何だよ」

私は・・・。
あの時からずっとラムダが・・・。

「ううん、何でもないの」

私はただ、にっこり笑ってそう言うしかなかった。

ロケット団を解散させた張本人に
愛の告白をされても、


困るだけだよね。


「お前・・・この後暇か?」

いきなりそんな事を聞かれてドキッとする私に構わず、
ラムダは続ける。

「・・・お前とこんな所で会えたのも、何かの縁だろ。
俺と飯でも行かねえか?17:00で仕事終わりだしよ」

そう言われ私はふとポケギアの時計を見る。
時刻は16:50。


私はその辺に座り込み、時間を潰した。






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