《MUMEI》

ほら、食料だ、

サンキュー

昼間は太陽光発電で、電気が使える、
風呂入るなら、昼間にしろ

そんな、余裕ねーつの、
エバ、入って来いよ

いい、生き残れたら、入るわ

その日、エバから聞いたんだ
ナチュラロイドとは、人間を人の手で改造した人種の事を呼ぶそうだ、

親父の薬も、ナチュラロイドを作るためのものなんだな

ナチュラロイドに、仕上げるアクセスのしかたは様々だそうだ

先進国は、こぞってその研究開発に力を注いでた

エバの父親も、その研究の1人者だった

神山博士といっしょに研究をしてたってよ

俺の親父とって事だよな

オヤジのケツを拭くのは、息子の仕事か?

ったく、迷惑な親父だぜ!


完全体は居ない、
エバはそう言ったんだ

エバは、なにかの鍵になるらしいんだ、
その何かは、エバ自身も知らないそうだ、

ただ、いつも襲われ、周りの人が死んでいったってよ

日本の中の治外法権
米軍キャプ
そこに保護されたのに

アメリカも、同じか

冴木すら、信用ならねーな

国友戦うのかよ、武器は
俺の肉体だけか

負け戦だな

どうせ、死に場 探してたんだ
行けるとこまで

そうだよね、
行けるとこまで、行くだけだ!



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