《MUMEI》
お仕事
蜘蛛威は太夫
他の花魁とは違う
最高位の花魁なため
あまりお仕事をすることなく
上座に座っているだけ

それはつまり

『(つまらぬ、、、)』

今夜は特に

客が1人や二人ならまだしも
大勢なためか
いつも以上につまらない

なので、、、

『蒼依、笛を持ってきておくんなし』

傍にいる蒼依に耳打ちすれば
蒼依は心底うれしそうに笑い頷くと部屋から出て笛を取りに行く

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫