《MUMEI》

ラムダさんはあの時からずっと…
私の事を思いやってくれてたんだ。

「ありがとう、ラムダさん…」

そう言って私は何も考えず、
ラムダさんに抱きつく。

「…お、俺様照れちゃうな…」

ラムダはそう言って戯ける。

「…私もラムダさんが大好きなの」

私はラムダさんの胸に顔を埋めながら呟く。


こんなに幸せな時間、初めてかも…。

これは夢なのかと、何度も疑い、
ほっぺをつねってみたりした。

痛かった。

現実。




前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫