《MUMEI》 数年後。「パパーっ!」 「お、どうしたー?」 「おはなつんできたのー!パパにあげるー」 「おー嬉しいなー!」 「ママにもあげるー!」 「まあ、綺麗なお花ね!」 そう言って私は我が子を抱き上げる。 紫色のさらさらの髪の女の子。 「髪の色はやっぱりあなたに似たのね」 「そうみたいだな。大きな目はお前に似たのかな」 そう言って、2人で笑い合う。 「この子は…どこが俺様に似るのかなー」 そう言って私のお腹に優しく触れる その手をそっと握る。 「ラムダ…」 「ん?」 「…うふふ、何でもないわ」 そう言って私は微笑んだ。 、 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |