《MUMEI》

たくさん、たくさん話したなぁ
色んなことを話したよ

お湯を作って、指で葉を磨いて

下着も洗ってみたり

板チョコを、キスしながら割って二人で食べたりもしたんだ

恋人って、こんな感じなのかなぁ

そんなことを思ってた

やっぱ、求めちゃうよね
でも、血が

こんな、ひどいの?
俺がしたから?!

………生理だと、思うよ

え?!

良かったね、責任取らなくて済んだよ

………なぁ、エバ、俺さ

言わないで!

エバ……

私ね、決めたの
もう、逃げないわ
父の研究を引き継ぐ
絶対貴方の役に立ってみせる!
知識が足りない、研究材料も足りない、だから、行かなくちゃ

どこへ?!

父の研究所よ、荒らされてると思うけど

一緒に行くよ

ううん、ショウは、やることあるわよね?

やること?

………ショウ、貴方も真実を確かめて
貴方なら切り開ける
ナチュラロイドは、道具じゃないわ
人間よ

そんな話をしてたとき

!、誰か来た

え?………何も、聞こえないわ

気配がするんだ、
屋敷の中に、複数、エバ、俺の服を着なよ、見せたくない、誰にもエバの肌を

………うん

ナイフを手にした、拳銃はエバに

エバ、射撃の訓練を何度かしたことあるって言ってた
でも、人を撃ったのは初めてだと言ってたよな

来た、扉を開けようとしてる
地下に来るんだ
エバに、撃たせたくない、
女の子に戦いは似合わないよ

敵なら、俺が皆殺しにする
頼むぜ、俺の体、動けよな

もう、エバにも足音が聞こえてるはずだ、

そして、目の前の扉が開かれたんだ



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