《MUMEI》 「いいよ、同じ方向なんだろ?家。」 あれ……?なんで俺OKしてんの? 「ほんと?」 ………そんな子犬みてーな顔すんなって。 可愛い……?なんで男なのにそんな事思うんだ? 「今日、暇?」 「え……?あ、うん。」 なんで俺、コイツ誘ってんの?訳分かんねぇ 「新しいゲームあんだけど、やる?」 「いいの?」 「あぁ。」 * * * * * 「どーぞ。」 家に入ると鞄を放り投げてゲームを起動する。 後から入ってきた白咲も鞄を置いて横に座る。 帰りにコンビニで買ったソーダのペットボトルを開けて少し飲みながら俺がゲームをしているのを見ている。 「もーらいっ」 白咲の手からペットボトルを奪うと飲む。 「え……っ」 「ん?怒ってんの?ちょっとだけじゃんか」 「怒ってない……ケド。」 ペットボトルを返すと受け取って下を向く。 「どーしたよ」 意を決したように俺を見る、真っ黒な瞳。 「こんなの変だって思ってるよ?けど……その……」 まぁ、言いたいことはなんとなく察しはつく。 顔に熱が集まって真っ赤になるのも分かる。 つまり、こういうことだろ? 「好き……向井君のことが…その、初めてあった日から………ン!?」 思いっきり抱きついてキスしてる自分が怖い…… 「俺も。」 耳元で囁くと耳まで真っ赤。トマトですか白咲君。 まぁ、こんな人生もアリかも。 だって好きな人と居れたらそれで良いって思ってるし。 親が帰って来るまでどうか君と居させて。 真っ黒な瞳から涙が零れた。 * * * * 如月雛菊です。 途中から意味不明………←元からだろw ここまで読んでいただき、感謝感激ですっ!!! 感想、よろしくお願いします!! 前へ |次へ |
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