《MUMEI》

眞由美様の苦労を、知っていただきたくて、

そう話した綾波さんに

奴が入院して、また、ゴタついてるのは聞いてるよ、
俺にせきにんを求めてるのか?

そう、不愉快そうに言ったんだよね

いいえ、そうではありません、
袂を分けてます、
わたくし共は浜崎とは離別しております、
ですが、眞由美さまがなし得た物が壊れようとしてるのです!

まさか、俺に力をかせとか言わねーよなぁ?!

眞由美様は、翔太様の為にもなると思い、
自らを奮い立たせて成し遂げたのですよ!

あ、ダメ、翔太にその言い方は!

優子さんが慌てて行ってたよ

沸点超えたな、俺

頼んだ覚えはねーぜ!

翔太様!

立ち上がってたよ、俺

俺のためだ?、ふざけるのもたいがいにしろ!

お聞きください、翔太様!

綾波さん、ストップ!

優子さん、引けません、これだけはご理解なさっていただかないと!

その、アクセスはダメなのよ!
翔太は……

俺を守るだ?
お前らの貧弱な力で何をほざいてやがる!

まだ、覚醒なされておられませんでしたよね?

綾波と三上が仲良くしてることに異論はねーよ、
話はそれだけだろ?!

翔太様!
今、浜崎が崩れれば、また内紛を招きます!

誰の仕事だよ、病院で寝てる奴の仕事だろ?
なんで、俺が奴に手を貸さなきゃならねーんだよ!

翔太、落ち着いて、ね、ほら、座って

優子さんが俺の腕を引っ張ってた

離してよ

翔太、ね、落ち着いて、座ろう、ね、翔太、
貴方も無益な戦いを望んでないでしょ?
今の貴方の言葉は、浜崎の者たちにも届くわ、

そうかなぁ?、お前らの頭を殺ろうとしたんだぜ?

殺るなら、急所を、狙うわよね?
ぶちのめしただけでしょ?

そうなってるのか?
お前らの話では

綾波を見た、だけど

お願いいたします、お力を、お貸しくださいませ

眞由美が頭を下げて言ったんだよね

……わかったよ、おまえの男の為にやってやるよ!

違います、翔太様、それは違い……

綾波を無視した

止めてたよな、止めなきゃ殺してたぜ
冴木の、拳銃ごときで止まるかってんだ!
で、何をしろというんだ?!
いらついてるからわかるようにしとけ、

そう怒鳴って、部屋から出たんだ

眞由美は、俺を見なかった
目を合わせようとはしなかったんだ

翔太、待ってよ、一緒に帰ろうよ、わたしタクシーで来たのよ!

んだよ、ったく!

優子さんがついてきたんだ
部屋から出た俺の後をね



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫