《MUMEI》

わざと、ゆっくり、メガネ野郎に、近づき、拳を顔の真横を振り抜かせたんだ

当てなかったけど、拳はまじで振ったよ

ヘタレこんでたな、
失禁してやがる

メガネは吹き飛び、頬が裂けてた

おい、ションベンおっさん、今決めろ、
外務省は、俺に楯突くのか?
立てつかねーなら内閣府の下に入れ、断るなら殲滅する

わ、わ、私の一存では

そうか、なら、死ね

ひぃぃっ、ぜ、ぜ、善処致します、致しますから!

翔太、もういいよ、弱いものイジメは止めろって

冴木の、声がした

振り向くと、酒井さんと一緒に来てた

そいつは更迭されたよ、
外務省が受け入れた、ないかくのエージェントを送り込んだよ
山崎達が出向いてくれた、
もう、止めてやれ

ちっ、出来レースかよ

そう言うな、
仕方ねーこともあるんだよ

そればっかだよな!
俺は役人じゃねーぜ、いつもいつも都合ばかり押し付けやがってよ!

お前がヤマトをぶちのめしたのが悪いんだよ、

けっ、気分悪りー、帰るぜ

もう一件行くんだろ?

あ!、まだ、なんか、やらせんのかよ?!

浜崎の分裂組を押さえねーとな

知るかぁ!
俺の仕事じゃねーだろが!

仕事してるやつをぶちのめしちまったろ?

うっぜー!!

褒美にこの、女をやるよ

眞由美を、指さし、冴木が、言ったんだ

ふざけてんのか?
いつからお前の持ち物になったんだよ!

奪われたら、奪い返せよ
それとも、もう、要らねーのか?
エバの、方が良くなったのか?
眞由美が、狙われるぜ
三神に、なろうと、浜崎の本家の生き残りだ、守ってやれよ

……俺の仕事なのかよ?

情けねーこと言ってんなよ、
仕事なんかする気ねーだろ、お前!
私はお前に協力してるだけだ、
お前が動かなきゃなんも、変わらねーからよ、
内閣府がお前に協力してんだよ、
働かされてるとか言うなよな

そうですね、差し上げましょう

綾波が言ったんだよね

そうね、そうしたら?

優子さんが言った

構いませんよね、眞由美様?
とっくに別れてますものね、ヤマトとは

あ、え、でも……

翔太様、決まりました、差し上げますから……

なんだ、この、イライラは

そこに、分裂した一派の奴等が来たんだ

来てやったぜ、宮本、そいつが神山のオリジナルか?

千葉、よく来たな、我々は敗北を認める、
彼は本物だ
ヤマトを凌ぐ力を秘めてる

見なきゃ納得出来ねーな

どいつも、こいつも、うぜー、うぜー!
えぜーんだよ!

怒鳴ると同時に体が熱くなった
小さな耳鳴りがしてる

闘気が、溢れてくる

死なたい奴から前にでろ……

うっ、な、なんだ、

見たいんだろ?
見せてやるよ、メイドの土産にしろ



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